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2021年02月26日 17:00
手作りのつるし雛
手作りのつるし雛をお借りしました。
作ったのはこのお二方で、一人は潮風園の職員です。
(ご本人さまより画像掲載の承諾をいただいております)
昨年もつるし雛をお借りしたのですが (その時の記事はこちら →★)
今年は4基も貸してくださいました。
つるし雛が始まったのは、江戸時代と言われています。
生まれてきた赤ちゃんの大事なお守りとして、
お母さんやおばあちゃん、ご近所さんで少しずつ小さな人形をつくり、
それを持ち寄って「つるし雛」としたのが始まりなのだそうです。
つるし雛には「衣食住に困らないように」との願いが込められています。
なので、細工物として作られる対象はさまざまです。
お借りしたつるし雛にも いろいろなものが下がっていました。
(上の画像左上より時計回りに)
扇・・・末広がりに広がる
猿・・・「病が去る」「災いが去る」という意味が込められている
花・・・花のように可愛く育ちますように
兎・・・優しく素直。赤い目に魔除けと護身(病気を退治できる)の霊力がある
(左上より時計回りに)
鶴・・・長寿や健康への祈り
三角・・病気に無縁でありますように(昔の「薬袋」の形)
唐辛子・可愛い娘に悪い虫がつかないように
巾着・・お金に困ることがないように
米俵・・五穀豊穣。食に困らないように
1つひとつに思いを込めて作られたものを集めて1つの大きな形にする。
とても素敵なことですよね。
今回お貸しくださり、誠に有難うございます。